書くことは生きることだとSさんから叱咤され、数日前からメモを取りながら書こうとしていた小文と、4月末から放置したままだった翻訳を仕上げてアートイットに送った。2千+7千字。これまでのものをまとめた単行本の出版はまだ決まらない。だが続けるしかない。6月の池谷薫監督とパルコキノシタさんの講演とその整理をしてから、何もする気力がわかなかった。だから少しではあるけれど気分的にはすぐれてきたかもしれない。
Tは数日前から沖縄の離島、鳩間島へ行った。1カ月ぐらいいるらしい。心配だが元気でいてくれればそれだけでいい。
7月に木山先生、佐藤先生、宮尾先生ほか20人の方が阪本ちづみの本の出版パーティーを開いてくれた。ご挨拶できてうれしかった。でも妻の事を思い出して私もTも泣いてしまった。やっぱり心は苦しいままだ。
7月からAさんと香港へ行こうかと相談していたが、デモは収まる気配はないし、収まったからといってこれから行くのはおこがましいと思う。マスコミは大いに行った方がいいが、私たちは友人に会いに行くだけだから中止した方がいい。
猫二匹との生活は単調なもので、そう楽しくもないが、いないよりはましかもしれない。