アートイットに「自由を求めた後で」を掲載した。アイ・ウェイウェイと民主化運動との関係が明らかになっている。字幕と実際のことばや意図との齟齬があり、艾未未の助手とのやり取りをした。また作品の写真を借りたり、映像等のレイアウトに時間がかかった。6-8月まで3か月かっかっている。
さて一昨日ぐらいから猛暑もやっと穏やかになり、今日はかなり秋らしい。もう後期の授業も始まるので、23年度前期の授業内容をまとめておきたい。
月曜1限中国語、テキストの2/3を消化した。まとめにはDVDの映像も使った。2限は博士課程の特論、張さんの修士論文発表会準備、現在は埼玉大学の大学院人文社会科学研究科の紀要、日本アジア研究に投稿する論文を検討中、石田さんは療養中。3限は概説、今年度もテキストに映像を加えて、授業を行い、最終回には一人ひとりレポートを紙で提出してもらった。
1、歴史「ラスト・エンペラー」2、言語「キムチを売る女」3、文学1、清末から民国「白蛇伝」4、文学2、民国「駱駝祥子」5、文学3、中華人民共和国「子供たちの王様」6、文学4、「紅いコーリャン」7、演劇「覇王別姫」「花の生涯」8、映画「街角の天使」「新女性」9、美術「アイ・ウェイウェイは謝らない」「潘玉良 画魂、愛いつまでも」10、台湾「悲情城市」「牯嶺街少年殺人事件」11、香港「少林サッカー」「時代革命」12、華人世界「亡命」13、少数民族「ルンタ」(今年は「時代革命」「ルンタ」を新しく使用した。)
レポートの人気 1位「ラスト・エンペラー」「香港問題」各10人 3位「台湾」「京劇」各7人、5位「魯迅」4人 6位「食文化」「白蛇伝」各2人 80人受講
水曜日2限修士+学部、文化論、艾未未論 レポート人気 1位「ひまわりの種」4人
2位「四川大地震」3人 受講者21人
3限特講 中国のプロパガンダ芸術 白毛女などの革命模範劇 現在も変わらない父権支配
4限演習 中国現代アート レポートの人気 1位 呂勝中、徐冰、孫原+彭禹、林天苗、尹秀珍 各3人、6位 蔡國強 2人、趙半狄、岳敏君、宋冬 受講者19人
坂本龍一が23年3月、呂勝中が22年10月になくなった。追悼の意味もあった。
吕胜中 は1996年埼玉県立近代美術館「火の起源と神話」展の際、家に泊まってくれた。目の前で切り絵をつくってくれた。今は亡き妻はすさまじく感動していた。いまも玄関に飾ってある。