牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

艾未未アイウェイウェイ「中国公民が恐怖を克服して勇気ある社会を築くことを呼びかけた。」4月27日ワシントンポスト→アメリカの声艾未未促中国公民克服恐惧建立勇气社会 

中国公民が恐怖を克服して勇気ある社会を築くことを艾未未は促した。
香港―中国の有名な反体制芸術家艾未未は土曜日に米国のワシントン・ポスト紙に評論を発表。中国公民が恐怖を克服して勇気ある社会を築くことを呼びかけた。
艾未未はいう。今の中国では、真相の獲得を要求することは愚かで無邪気な事だと思われる。
弱者が立ち上がるには勇気が必要だ。しかし自分の考えと立場を不断に表現することでしか、勇気を蓄積することはできない。
数十年にわたる言論の自由と人権への弾圧のため、中国民衆には勇気が欠乏していると艾未未はいう。
訴えがいつも無視され拒否されるような環境下では、落胆せざるを得ない。
そのため、民衆が自らの権利のための抗争を鼓舞することは、ほとんどあり得ない。
中国には独立したメディアがなく、政府がイデオロギーを完全にコントロールしている。当局は民衆が情報を得て、団結し、考えを分かち合うことを恐れている。
しかし勇気がなければ自由を享受できない。勇気は生活福祉の先決問題であって、社会に生存する上で必要な日光と水のようなものだ。
2011年80数日当局によって失踪し拘留された艾未未は偉大な詩人艾青の息子である。彼は中国の国際的名声を有する芸術家の一人である。
ワシントン・ポスト紙に掲載したこの評論は艾未未が5月2日にニューヨークで開催する“ペン・クラブ世界の声 文学節”で発表する講演である。題は“恐れに打ち勝て:中国に勇気ある社会を築こう”。
艾未未促中国公民克服恐惧建立勇气社会
香港—中国知名异见艺术家艾未未星期六在美国华盛顿邮报发表评论文章,呼吁中国公民克服恐惧,建立具有勇气的社会。
艾未未说,在当今中国,要求获得真相被认为是愚蠢和天真的。
弱势者站出来需要勇气,但只有不断地表达意念和立场,才能积累勇气。
艾未未表示,在言论自由和人权遭到几十年的镇压之后,中国民众往往缺乏勇气。
他们的诉求经常遭到漠视和拒绝,在这种环境下,很容易气馁。
因此,鼓励民众为他们的权利而抗争,几乎是不可能的。
他说,中国没有独立的媒体,政府完全操控意识形态,当局害怕民众获取信息,担心民众结合起来和分享想法。
但是他说,没有勇气就不可能享受自由,勇气是生活福祉的先决要素,就像在社会上生存所需要的阳光和水分。
2011年曾被当局失踪和扣押80多天的艾未未是大诗人艾青之子,敢言他也是中国享有国际声誉的艺术家之一。
华盛顿邮报刊登的这篇评论是艾未未5月2日将通过视频在纽约举行的“笔会世界之声文学节”上发表的演讲,题目是“战胜恐惧:在中国建立勇气社会”。

ワタスの貧乏自慢 北京ほか
東京の悲惨なビンボー生活に比べれば、中国留学は天国のようなものであった。4年生の春に公費留学の試験を受けたが倍率は1倍であった。推薦はワセダ中文の杉本達夫先生と語学研究所の牧田英二先生だった。1980年代初頭、まだ留学は冒険に近いもので、希望者は少なかった。こうして見事「合格」し、北京語言学院へ行った。星星画会との出会いは右下リンク「黄鋭のこと」に書いたから読んでほしい。艾未未の事を加えればこの時のネタをいまだに使っているわけだ。30年も。ただワタスもけっこう竹を割ったようなではなくて餅を搗いたような性格なので、ひつこく同じことを続けているのだ。当時の奨学金は中国の先生の給料よりよかった。普通にしていればけっこう贅沢もできたのだが、さすがに外国人用などを使うとあしが出る。時々ホテルで御食事なんぞすると金が無くなる。だが不思議と生活に支障はなかった。多分酒も無茶苦茶安かったからで、毎晩北京の地酒焼酎「二鍋頭児」(56度一本200円ほど)を浴びるほど飲んでいた。また今では考えられないことだが、五道口の大学から自転車で天安門まで行ったのである。高層ビルも何もなかった。長安街など建国直後に建てられたビルしかなかった。実に牧歌的だった。夏のビールはぬるくて炭酸が抜けているのだが、唯一北京飯店ではちべたい缶ビールが飲めたのである。この有名ホテルに入ると、なぜかゴム草履にランニングたまの石川浩司さんか裸の大将みたいな男がニヤニヤしてやってきた。星星画会の王克平だった。彼女がここに住んでいた。変な具合だな と思った。いまはどうか知らないが1階の四川料理の水煮牛肉がやたら辛くて美味かったのを憶えている。