牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

広州5日目 明日帰国

今朝も隣の飲茶。粥、小籠包、炒麺。
おされな本屋? 方所書店 天河路383太古匯 へ行く予定。




趙亮「沈睡者」2006 は都市で働く出稼ぎ農民工が眠っている映像。24分。カメラはゆっくりと横へ移動していきます。音楽は心臓の鼓動のようなリズムで金属音。直角に二面ずつ4面の映像が地面すれすれに映し出す。床は段ボールが敷き詰めてあって、扇風機が一つ。天井は低くトタン屋根、入口にはシート(中国のブルーシート、赤青白の縞模様)。熟睡する労働者たち、歯磨き食器ヘルメット・・・

天河路の大きなビル「太古匯」のなかの「方所書店」へ行ってみたが
気に入った本はなかった。ブランドの店ばかり。私向けではない。
上のビアガーデンでビール2杯飲んでタクシーで帰る。32元。 (写真4枚)



広州4日目明後日帰国

昨夜は珠江新城のバーで黄小鵬に会った。徐坦とともにアートスペース黄邊站HB station を運営している。教えてもらって今日の予定 時代美術館 録像局 と決める。
今朝も隣の飲茶 腸粉、蒸餃子、ピータン粥。軟らかいものばかり。老人向け。




地下鉄2号線で黄辺へ。時代美術館。いいビデオインスタレーション作品だと思ったらやはり趙亮の作品だった。梁健華さんと談笑。いったんホテルに帰る。
ビデオアート図書館 録像局へいく。黄河イエローリバーさんに案内してもらう。録像局は北京の草場地にもあるとのこと。しばらく滞在して見続けたいところだが、残念ながら明後日帰る。夕飯は近所で。炒米粉,烤鸭,猪排骨,炒青菜





方人定の作品を見に行く 広東美術館 

今日は方人定(中国近代の代表的画家)の娘さんお孫さん、1960年代70年代の学生だった方の案内で作品を見せていただいた。この研究は博士課程の孟哲さんがやっている。図録でしか見たことのない作品を間近に見ることができた。やっぱり画家の実力は身近で見るべきなのだと痛感する。朝は「南園酒家」の個室で高級飲茶をご馳走になった。感謝不尽。







広州2日目

今朝は7時半に起きて、8時から朝食 隣の飲茶
粽子 包子 铁观音 鶏の足 韮の蒸し餃子など
著名な近代画家方人定の御家族娘さんに会う。博士課程の孟さんの研究 詳細を話し合っている。
午後は一人で芸術家村 小洲村へ向かう。詩人の浪子、画家の楊帆さんに会う。
楊帆さんは胃がんアルツハイマー病を患った自分の父の姿をリアルに描き続けている。売ることを目的にはしていない。画家自身の心の問題なのだと思う。

以前広州に来たのは6年前、この日記を書き始めた頃。その記録はSUCRAに掲載されている。開催準備中から広州トリエンナーレに通い、維多命、ピンパン などのアートスペースへ行っている。
中国現代アート調査と考察2008・2009広州・上海・北京

それにしてもフェイスブックもインスタグラムも何も使えない。日記も写真をアップできない。不便だ。長期いれば何とかするのだが 中4日だけの出張なので 記録だけしておくことにする。
翌日アイフォンだけはちょっと繋がるようになった。無料のVPN
PCは相変わらずうまく使えない。




秀水街へ行く 

昨夜は天津にいた頃よく飲んだ「郎酒」の小瓶、武漢熱干麺のカップ焼きそば。今朝はあまちゃん見て無頼寿司親方ピエール滝「疲れのとれる入浴剤やポン酢を頂き」とかでエヘッと思いつつ、最近拘留された王功権の事など考える。朝はいつもの店で豆腐脳、茶葉蛋、包子8元を。土曜日の8時なので結構空いていた。艾未未インタビューのお越しがもう着いた。中国にいる時からもう仕事?女人街へ買い物に行きたいのだがな。







11時ごろ女人街へ行ってみたがあまり品がよくなかったので、秀水街へいく。6階の 味盅宝 荷香粉蒸馆 香芋蒸排骨 ご飯、スープ、もう一品のセットで26元。北側を望む。いい眺め。中国語クラスへのお土産など買う。5階のスーパーで干物やサンザシの菓子、瓜子など買う。3時ごろリドに戻って月餠や鉄観音も。
明日早朝帰国します。