薄煕来失脚にしても情報が偏っていて真相が見えない。確かに息子の薄瓜瓜が紅いフェラーリに乗ってアメリカで放蕩生活を送っていて、妻谷開来に殺人容疑がかかっている。そうしたマイナスイメージもあれば、薄煕来には経済政策やマフィア撲滅に成果を出したというプラスイメージもある。江澤民よりで目立つ人間、人気のある人間は習近平新政権には不要だから、今のうちに「極左的」という理由で排除した、ということなのだろう。権力者のやることはこういうことだ。トップの数人以外は秘密裏に消されても仕方がないというおぞましい構造。どちらにしても高級幹部トップクラスの人間は犯罪をもみ消したり、巨額の富で孫の代それ以上に贅沢ができる、地方政権は腐っているということは証明された。
中国語 発音26pまで終わりました。次回は残りを終えて第1課に入ります。
概説 中国現代アートの状況について 次回北京東村パフォーマンスと艾未未(がい・みみ)アイ・ウェイウェイ AiWeiwei そろそろテキスト「艾未未読本」が手に入るはず。