2022年4月6日、香港のSanmuchanのFBにあるモスクワのアーティストの写真が掲載された。それは後ろ手を縛られた人が路上に打ち捨てられた姿だった。これはウクライナで虐殺された人々の姿を模したものだった。もちろん反戦を訴えている。(4月5日weibo微博 俄罗斯知识局)
わたしは、艾未未の作品(2016年1月25日芸術家)を思い出した。15年9月、ギリシャレスボス島の海岸に遺体で漂着した3歳のシリア難民の子どもをモチーフにしたものだった。発表当初は子どもをそっとしておいて欲しいという意見もあったが、いま考えるとこうした表現は苦痛と憤りをそして抵抗を示すものとして、重要なのだと思われてならない。戦争、死、難民… わたしたちはいつまでもこんなことを繰り返している。
スラヴォイ・ジジェクは映像で「ロシアで反戦を訴えるものこそが真のロシア愛国者だ」と訴えている。再び民主が問われている。