牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

日本アジア文化論初回 (ガイダンス)アイ・ウェイウェイとろくでなし子+12日の演習

今日は日本アジア文化論の初回でした。満員御礼 次回の教室は1-402です。
次回4月21日は映画
アイ・ウェイウェイは謝らない Never Sorry
2012年 ‧ 伝記映画/ドキュメンタリー ‧ 1時間 31分
公開日: 2013年11月30日 (日本)
監督: アリソン・クレイマン
音楽: Ilan Isakov
映画脚本: アリソン・クレイマン
撮影: アリソン・クレイマン

日本アジア文化論(オムニバス授業)
金曜3限 前期 教養学部32番教室→1-302→1-402
テーマ:世界の中の日本アジア文化
日本、韓国、中国の文化を世界からの視点で客観的に見てみたい。そしてより普遍的な文化論を提唱していきたい。そのためにはより具体的な方法が必要となる。講義では、文学、芸術、思想、歴史、言語学など各方面の専門家が視聴覚資料も駆使しながら具体的な研究方法の例を提示します。自らの問題意識の芽生えから、資料収集、整理、論文の構想へと導きます。
重要なのは日本文化が良いとか悪いとかという問題ではなく、広がりをもち受容され流れ出る文化なのかどうかという議論である。つまり文化が流動体として、国境を越え、閉鎖的社会を変える力になり得るのかという今日的課題である。

1、 4月14日 牧(ガイダンス)アイ・ウェイウェイとろくでなし子 
2、4月21日 牧 アイ・ウェイウェイは謝らない ネバーソーリー(10分早く入室してください)
3、4月28日 ビュールク 歌舞伎十八番考 1
4、5月12日 ビュールク 歌舞伎十八番考 2
5、5月19日 権 思想する思想 韓国に映る日本 1
6、5月26日 権 思想する思想 韓国に映る日本 2
7、6月2日 ザラパップ Asian Contemporary Art on the Global Circuit
(グローバル・コンテキストにおけるアジア現代アート
8、6月9日 ザラパップ Japanese Anime on the Global Market
(グローバル・マーケットにおける日本のアニメ)
9、6月16日 劉 日中言語行動比較論 1
10、6月23日 劉 日中言語行動比較論 2 この回だけは1-304
11、6月30日 フライデー 日本と欧米から見る中世 1
12、7月7日 フライデー 日本と欧米から見る中世 2
13、7月14日 杉浦 日本近現代文学研究の現在 1
14、7月21日 杉浦 日本近現代文学研究の現在 2
15、7月28日 牧(教場レポート)

興味をもった方へ ネットで調べましょう 2017.04.14+ 2017.04.21
現代アート系の方
アイ・ウェイウェイについてネットで調べる
アイ・ウェイウェイで 艾(もぐさ)未未で Ai Weiwei で検索
ARTiT アートイットで検索→→艾未未のことば1-15ほか
SUCRAで検索→艾未未を入力 タイトル&キーワード 検索→「艾未未2011」「艾未未アイ・ウェイウェイ2013勇気を蓄積する」「誰が私の名前を消したのか?:艾未未アイ・ウェイウェイ2014」
集広舎ホームページ→視聴覚コンテンツ→艾未未映像作品 字幕つき
http://www.shukousha.com/category/visual/ai/
YouTubeでも…
書籍 「艾未未読本」「アイ・ウェイウェイスタイル」など
漫画、おもしろ系
○ろくでなし子について
Twitter FaceBook  まんが家・ろくでなし子 http://6d745.com/
ロックな方
○左小祖咒 ZuoxiaoZuzhou について 左小祖咒 Live 集広舎 (咒まで入力しなくてもOK)字幕つきライブ版 http://www.shukousha.com/category/visual/zuzu/
YouTube
SUCRAで検索→左小祖咒を入力 タイトル&キーワード 検索→「試論 左小祖咒」 「試論 左小祖咒2 」
Twitter FaceBook Instagram 牧陽一の日記 http://d.hatena.ne.jp/mushou/

昨日はろくでなし子さん第二審でした。
逮捕されても、有罪判決を受けても「空気を読まない」ろくでなし子は幸せそうだった逮捕されても、有罪判決を受けても「空気を読まない」ろくでなし子は幸せそうだった
紳士的な夫、生まれたばかりの息子、笑顔の父親、支えてくれる支援者・弁護士たち……。

なぜ、ろくでなし子は評価されるのか。埼玉大学牧陽一教授は、この裁判に出した意見書で「女性器を現代アートの素材として用いる方法は世界に共通」と指摘している。

プロジェクト・アートでは、賛同者が作家から受け取ったものを使ってアートを作り、さらに表現が広がっていくような形態をとるものもある。
牧教授は、ろくでなし子のアートはまさにそうだとして、「ボートを作るためのクラウドファンディング多摩川での進水式、3D作品の創出と伝播、支持者らの作品制作と再伝播、さらに作品に関する討論の場はシンポジウム開催、SNS 上にまで広がり拡張を止めない」と指摘する。資金集めのクラウドファンディングも含めて、全ての過程がひとつのアートになるのだという。