20年ほど前に二パフでジュリアン・ブレーヌさんのフルーツを踏みつけるパフォーマンスを見た。それから1999年中国のアヴァンギャルド詩人のグループ「今天」20周年を朝日新聞社で開催した。その時にジュリアン・ブレーヌさんも呼んだが、確かアフリカで足止めを食って、間に合わなかった。
彼は1978年から81年3,4回北京へ行っており、詩人グループ「今天」の北島、芒克、アーティストグループ「星星」の馬徳昇、王克平、黄鋭らに会っている。雑誌DOC(k)Sも特集を組んでいる。今回は日本特集40周年で来日したが、北京特集からは36年経っているということか。
今回教えてもらったのは1981年には1カ月と比較的長く滞在した。当時北京大学に建築家として招かれていたフィリップ・ジョナサン(同じプロバンス出身)の紹介によるもので、ドックスの原稿もこの時まとめられた。フランスの外交官と同棲していたために国家機密漏洩罪の容疑がかけられ逮捕拘留された「星星」メンバー李爽の釈放にも尽力した。
今回の名言
「人間はただ生き抜くだけで数万年を使い、やがて文化を手にした。それが2世紀ごとに変化した。前の2世紀は愛という概念を作り、いまは自由という概念を作っている最中だ。」
企画していただいた東大仏文のマリアンヌ・シモン=及川先生に感謝
4月8日(金)は、日本アジア専修の説明会。そのあと少しアートイットの原稿を直した。