牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

木曜最終回 プロパガンダ芸術のまとめ 隋建国 SuiJianguo 林天苗 LinTianmiao

特殊講義 中国のプロパガンダ芸術まとめ 全く終わってはいないということ 極権主義下での御用芸術 為政者を称える毛沢東様式は終わっていない 後進への期待 後期は日中映画論
博士 一部論文検討演習 
陳さんの発表 隋建国 SuiJianguo 林天苗 LinTianmiao まとめ 皆さんpptなどを使って良い発表をしてくれました。他の授業や今後もがんばってください。後期は革命模範劇

後期授業の予定(学部向け)
木曜2限 特殊講義 日中映画論

1−3回 翰 光 『亡命 遥かなり天安門』(岩波書店
4−15回 四方田犬彦・倪震『日中映画論』(作品社)
「わたしはいかにして映画マニアとなり、次に映画研究者となったか」四方田
「映画研究がわが人生の転機になった」倪
大島渚 「性と政治の融合と分離」倪「日の丸とペニス」四方田
謝飛 「生めよ増やせよ」四方田「ソフトな東方的情緒の展示」倪
北野武 「天使と悪魔の子」倪「道化とその後」四方田
張藝謀 「父殺しに至るまで」四方田「仮面の裏側」倪
塚本晋也 「異生物とサイコホラー」倪「恐怖という情熱」四方田
賈樟柯 「雑音とアイロニー」四方田「田舎町への永遠の思い」
「映画批評はどうあるべきか」倪×四方田
「倪震から四方田犬彦への三つの質問」「四方田犬彦から倪震への三つの質問」
このほか 最近のドキュメンタリー映画について 
木曜4限 演習 文化大革命の「文化」−「革命模範劇」
革命模範劇は文革中に演じられた現代京劇「智取威虎山」「海港」「紅灯記」「沙家浜」「奇襲白虎団」とバレエ「白毛女」「紅色娘子軍」および交響楽「沙家浜」のことを指します。
授業ではこれらの作品を映像で見ながら、日本語訳と中国語の原文で読み進みます。
1−5回 「沙家浜」精読 6−9回 「紅灯記」精読 10―13回 「智取威虎山」精読
14−15回 「毛沢東語録」精読「文芸講話」精読 ほかの作品の通読 まとめ 
月曜4限 研究法 政治経済文化など各研究分野での現代中国研究を理解する。
第一部 梶谷 懐 『「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか』 1−3回
第二部 麻生 晴一郎『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』4−6回
日本現代中国学会編『新中国の60年』(三〜七部)
第三部 毛沢東時代再論 7,8回
毛沢東の思想と文化大革命」「文革期民衆の集合行為」「毛沢東時代の経済パーフォーマンス」「毛沢東時代のリベラリズム
第四部 訒小平時代再論 9,10回
「思想解放と改革開放」「改革開放の始まりと終わりほ「問題としての近代から見た「毛訒」時代」
第五部 胡錦濤の現代に復活する毛沢東 11、12回
第六部「中国的抵抗権思想としての現代の毛沢東」「文革の表象から脱却する中国現代アート」「毛沢東時代映画に対するアレルギーの消失」
第七部 世界史の中の中国 13−15回
「冷戦と中国の社会主義体制」「現代化建設と中国外交」