牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

研究者の姿勢 土曜日なのに1限〜4限授業でした。

中国語 5課が終了しました。5課答.pdf 直6課の本文を読んだところまで進みました。宿題は5課の復習。
修士 アジア現代文化論1 高鶴さんの発表 研究方法 主体参与、創作と客観的な考察との違い エッセイと論文の違い 紙上で議論し、多くの考えを反映させる。それはラブラブの作家と私の関係ではなく、議論の地平に多くの人が参加すること。過去の時間軸からのそして広い地平からの考察の参入こそが議論を豊かなものにする。研究者は主体を露出できる特権階級ではなく、議論の整理者に過ぎない。論文は自己表現の道具ではない。それは自ら研究を侮蔑する行為である。この場合、正義は議論の展開を阻害する。対象に惚れ込むというのは初期段階であって、あってもかまわないが次の客観的段階へと進む必要がある。
何者にも加担しない。少なくとも加担しない努力をするべきである。客観性ゆえに持ち得た専門家としての信用を捨てるわけにはいかない。人間の書くものである限り、主観の介入しないものはないが、そうしないように踏み止まるのが研究者の姿勢であり、書いたものに責任を持つということだ。
という初歩的なアドバイスをしているうちに4時間目が始まっていて、慌てて教室へ。
概説 テキストの195-213p モダニズムについて 東村について 次回明後日11日は東村の映像、テキストは214-