牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

アイ・ウェイウェイ艾未未保釈で考えたこと

いずれにしろまずはひと安心した。この80日余り、ずっと苦しい毎日だった。多くの日本人の人々、世界中の釈放への大きな動きに、政府もこれ以上拘留しても逆効果と考えたのだろう。祖咒が言っていた通り、拘留が長引けば長引くほど、政府批判が高まるばかり、艾未未の罠に陥ることになる。重要なことは脱税にしろ転覆扇動罪にしろ、どこまでが罪なのかはっきりさせることだ。麻生晴一郎さんも言っていたが、司法のあいまいさ不明瞭さが狡猾で恣意的な統治を許す結果となる。おそらく艾未未自身が全てを明らかにしてくれるだろう。艾未未に脱税の調査をするのなら、99%脱税しているといわれる政府高官、党幹部も全員調査すべきである。それが司法の独立というものだ。警察と権力が癒着していないと証明して見せろ!それができないなら、警察は腰抜けヤクザといわれても仕方がない。まだ多くの人々が消されたままだ。全てを明らかにせよ!艾未未を釈放したぐらいで市民の怒りは収まらないぞ。