牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

月曜13回目の授業:奥村哲「冷戦と中国の社会主義体制―歴史としての毛沢東時代」

3・4 大学院・学部 アジア現代文化論専門基礎
李青玉さん、映画「白毛女」について。VCDの変換、映像編集ソフトの解説。聞怡さん研究計画相談。艾未未「老妈蹄花」1-8概要を受け取りました。
5・6 学部 東アジア文化演習

プリミティヴへの情熱―中国・女性・映画

プリミティヴへの情熱―中国・女性・映画

今回は宮永さんの発表で、Ⅲ「民族誌としての映画、もしくは、ポストコロニアル世界における文化間の翻訳」でした。「女性というプリミティヴは素朴な象徴であり、そこを通って「中国」が複数の文化の見知らぬ観客のもとへと旅する光り輝くパサージュなのだ。」開かれた明るい通路、僕たちもそれを見出さなければならないと思う。次回はそれぞれの研究に関する相談日にします。
7・8 学部 中国近現代文化研究法
新中国の60年―毛沢東から胡錦涛までの連続と不連続 (書道細字入門シリーズ (1))

新中国の60年―毛沢東から胡錦涛までの連続と不連続 (書道細字入門シリーズ (1))

今回は11章奥村哲「冷戦と中国の社会主義体制―歴史としての毛沢東時代」でした。「全面的な総力戦」をキーワードに歴史を概括。社会主義イデオロギーより前に実情があるという点、エリート史観の克服など、重要な論点が示され、解り易い論文です。
銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村

銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村

次回は宮永さんの発表で石井明「現代化建設と中国外交―華国鋒時代から訒小平時代へ」です。