牧陽一の日記です。

埼玉大学 人文社会科学研究科 牧陽一の授業内容です。表紙は沢野ひとしさんの中国語スタンプです。

マイケル・ジャクソンと中国現代アート

訃報を聞きつつ、かつて馬六明MaLiumingの作品にマイケル・ジャクソンに扮したセルフポートレイトの連作があったことを思い出しました。マイケルの肌の色を超えることとマ・リウミン作品の性差を超えるという意図には、我々の抱える本質的な課題を提示する意味がありました。それからキッチュのジェフ・クーンズの作品にマイケルとチンパンジーのバブルス君の陶器の作品があります。これもポップ・スターの存在とキッチュなアートとの関係を考える上で気になる点です。